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得意のもてぎで石浦完勝!2018スーパーフォーミュラ選手権第5戦「もてぎ」結果

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「2018年 全日本スーパーフォーミュラ選手権」の折り返しとなる第5戦が8月18日・19日の2日間、ツインリンクもてぎで行われ、このサーキットを得意とする石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)がポール・トゥ・ウィンを飾った。

「チャンピオンシップ争いにおいて、ここが正念場」(石浦)

このレースにかける石浦の意気込みは相当なものであった。前戦の富士では2位を獲得するものの、シーズン序盤はふるわず。ポイントランキングでトップの山本尚貴(TEAM MUGEN)と大きく差が開いていた。いっぽう、石浦はツインリンクもてぎを得意としており、2015年にはポール・トゥ・ウィンを飾っている。「残りレースのことを考えると、ここが正念場」と石浦は記者会見で語っていた。

石浦宏明

ツインリンクもてぎは、ストップ&ゴーを基調とした抜きづらいサーキットだ。その為には、予選で一つでも上の順位で走ることが勝利への絶対条件となる。

8月18日14時30分、ピットレーンがオープンしQ1がスタートする。ここでトップタイムを出したのは松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。1分32秒298と、昨年チームメイトの野尻智紀がQ2で叩き出した1分31秒888にコンマ04まで迫る。

松下信二

石浦は無難に6番手でQ1を突破し、チームメイトの国本雄資も9番手で通過。いっぽう関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がアタックに失敗し敗退。

関口雄飛

久々の参加で注目されていた中山雄一(carrozzeria KCMG)も無念の結果となった。その他、大嶋、ロシター、千代もQ1で姿を消した。

千代勝正

ソフトタイヤが使えるQ2。まずはQ1トップの松下が1分31秒799でレコードを出す。しかし昨年のレコードホルダー野尻が1分31秒677で意地を見せる。

野尻智紀

石浦はチェッカー目前に野尻に迫るタイムをマークして2番手に浮上。そしてチェッカーと同時に、山下が4番手、キャシディが5番手にねじ込んできた。その後ろにカーティケヤン、山本、塚越が続く。

塚越広大

いっぽう、久々の参戦となるジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(VANTELIN TEAM TOM’S)と福住仁嶺(TEAM MUGEN)が敗退。レッドブル・ドライバーである福住は、緊急来日したレッドブル・レーシングの総帥であるヘルムート・マルコの前でタイヤをロックさせるなど、いいところを見せることができなかった。

福住仁嶺

ポールを決める最後の7分間Q3が始まったのは15時17分。チャンピオンシップで上位の山本やキャシディが残っている中、彼らよりも前に行くことが石浦にとって絶対条件だ。最初にアタックラップを刻んだのは塚越。しかし1分32秒413とタイムを伸ばすことはできず。山本も32秒台と振るわず下位に沈む。速さを見せたのは野尻。1分31秒642と、またしてもコースレコードを更新。続いてアタックしていたキャシディは野尻に届くことができず、野尻のポールポジションが確定したかに思われた。

野尻智紀

ところが最後の最後で石浦が1分31秒591とレコードブレイクを達成!今季自身初、昨年の岡山戦以来となるポールポジションを獲得した。

石浦宏明

これにより石浦は、ポール獲得の1ポイントを追加し、まずは山本との差を8ポイントにまで縮めた。

「予定どおり勝つことができてホッとしている」(石浦)

決勝日を迎えた翌19日(日)。14時前に各車コースインし、最後のチェックを行いグリッドに着く。

ミディアムとソフトという2種類のタイヤを使用する今大会。スターティンググリッドにおける各車のタイヤ選択に注目が集まった。石浦以下、野尻、松下、カーティケヤンまでの上位4台がソフト。キャシディはミディアム、山下ソフト、山本ミディアム、塚越と平川はソフトを選択。

14時20分。19台が一斉にスタートし、一番最初に1コーナーに飛び込んだのは石浦。野尻、松下がそれに続く。しかし松下は3コーナーで野尻、5コーナーで石浦をパス。一気に先頭に躍り出る。

オープニングラップが終わった段階で4位カーティケヤン、5位にミディアムタイヤ組のトップとなる山本と続く。後方では、ミディアムタイヤを選択した福住と大嶋がピットイン。ソフトタイヤに履き替えてタイヤ消化義務を果たす。ソフトタイヤで52周250キロのレースは持たないことから2ピット作戦で後ろから早いラップで追い上げていく作戦だ。

福住仁嶺

トップの松下と石浦が野尻以下の後方グループを離していくいっぽう、9番手スタートの平川が怒涛の追い上げをみせる。ほぼ毎周、前走車をパスし8周目の1コーナーで3位の野尻までつかまえてしまう。

ピットが慌ただしく動き始めたのは9周目から。ミディアムタイヤ勢が順次ピットに入っていく。10周目にキャシディ、13週目に山本が入り、両者ともソフトタイヤへと交換。ピットアウト後、山本はニック・キャシディの前に出るものの、タイヤの温まっていない山本に対して、タイヤが出来上がっているキャシディとのスピード差は歴然としており、5コーナーでキャシディが山本のインに飛び込みパスに成功。

ニック・キャシディ

トップ争いで動きがあったのは15週目。平川がソフトからソフトへと交換。これにより平川が2ピット作戦であることが判明する。3番手を走っていた野尻が23週目にピットイン。山本の前である12番手でコースに戻るが、山本が2コーナーで野尻の前に出て、結果的に野尻はポジションダウン。
レースの約半分を終えた段階で、トップは松下。ここに石浦、平川が続く。この中でタイヤ交換をしていないのは松下と石浦だ。その松下、27周でミディアムタイヤにチェンジして7番手でレースに復帰。

その松下のピットストップを見るや、石浦の猛プッシュが開始。前がクリアになった石浦はそれまでより約1秒速いペースで周回を重ね、十分なマージンを築く。39周目、平川2回目のピットイン。ここでミディアムタイヤに交換。翌40周目、ソフトタイヤを使い切った石浦がミディアムに交換にチェンジ。トップで戦列に戻りオーバーカットに成功する。

残り10周の時点で、トップは石浦、約6秒差で2番手に平川、3番手キャシディとトヨタ勢がトップ3を占める。ポイントリーダーの山本は5番手で走行。
しかし残り2周、全車ミディアムタイヤである中、唯一のソフトタイヤである8番の大嶋が上位に襲いかかる。まず7番手の山下を90度コーナーでオーバーテイク。さらに最終ラップの90度コーナーで山本をパスして5番手に浮上。山本は悔しい6番手に終わった。
石浦は終盤、2番手の平川に詰められるも、そのままトップチェッカー。今季初優勝をポール・トゥ・ウインで飾った。

石浦宏明

2位に平川、3位にキャシディが入った。これでチャンピオンシップ争いは1位ニック・キャシディの27ポイント、2位に24ポイントで山本と石浦の両名。4位に14ポイントで平川が続いた。

勝った石浦は「序盤、相手が後ろにいるときから、パドルシフトにトラブルが出ていて、何回かシフトダウンできないときがありました。なので、今日はこれでレースも終わりかなと一瞬思ったりもしたんですが、奇跡的に動くことになって…。最後までひやひやするレースでしたが、予定どおり勝ててホッとしています。」と得意のコースでの勝利に胸をなでおろしていた。

2018全日本スーパーフォーミュラ選手権の第6戦は、9月8日(土)・9日(日)の2日間、岡山国際サーキットで行われる。

石浦宏明

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