レビュー

F1やWRCで使われているというブレーキフルード「エンドレスRF650」を使ってみた

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現在の自動車は油圧によってブレーキの制御を行っている。そのブレーキラインにはブレーキフルードと呼ばれる液体が充填されているのだが、経年劣化が起こるため、2〜3年の交換が推奨されている。新車購入して2年が経過した筆者の車のブレーキオイルは写真のように濃い茶色に変色しており、そろそろ交換したほうが望ましいという状態。

そう思っていた折、スーパーオートバックスに立ち寄ったところ、たまたまブレーキ関連パーツメーカー「エンドレス」がフェアを実施していたので、ブレーキフルードを交換してみることにした。

同社からは2種類のブレーキフルードが販売されている。一つは「純正からの交換はもちろんスポーツ走行派ユーザーにも最適」だという「S-FOUR」。そしてもう一つは、ここで紹介する「RF650」だ。

2種類の違いをエンドレスの担当者に伺ったところ「普段乗り、もしくは時々しかサーキットに行かない人はS-FOURで十分です。RF650はF1のメルセデスAMGチームをはじめ、WRCやSUPER GTなどモータースポーツの世界で使われているものでして、極限の性能を得るいっぽうで、1年で寿命を迎えます」という。価格はS-FOURが1リットルで2800円であるのに対してRF650は500mlで3000円。必要な量は1リットルであるため、値段は約2倍であるのに関わらず寿命は半分というコストパフォーマンスの悪さ。さらに言えば「一般では必要ありません」とエンドレス側が言うのだから、普段乗りしかしない私には必要がないものといえる。

しかし、ここで思わぬ言葉が別の担当者の口から出てきた。「ブレーキのフィールが全然違います。S-FOURは純正とそんなに変わりません。ですがRF650はカチッとするんですよ」。スポンジーなブレーキフィールに不満があった私は、この「カチッとする」という言葉を信じて、オーバースペックも甚だしいRF650への交換を決意した。

ブレーキフルードの交換は入れ替え作業

ブレーキフルードの交換は、フルードタンクにエンドレスのレースクイーンがどばばばっと入れるだけ。

というのは嘘で、きちんとした作業者が実施。缶をひっくり返して古いフルードと入れ替えていく形で行われた。作業者の1人がブレーキペダルをポンピングしながら、もうひとりが各タイヤのブレーキラインを取り外し、古くなったフルードが吐き出され、新しいオイルが出てきたところでブレーキラインを戻すといった具合。エンジンオイルのように、全部抜いてから定量をいれるというものではないようだ。

費用はフルードが6000円+税、工賃が約5000円。1万1000円位であった。

ブレーキングが楽しくなる魔法のフルード

さて、交換した瞬間から「カチッとしたフィーリング」というが体験できる。もう少し詳しく書くと、まず最初に「硬いフィーリングに変化した」ということに気づく。それは踏んだ時だけではなく、戻ってくるときにも、脚に吸い付くような応力を感じさせるのだ。さらにリニアに変化し、その段階がかなり細かいということ。今まで5段階の調整幅だったものが、15段階に変わったような感覚。ブレーキングが楽しくなる、そんな印象だ。

ちなみに制動距離が短くなることを期待したのだが、まったく変わらない。あくまでフィーリングだけだ。限界まで走り込んだ時に差が出るのかもしれないが、そういう機会は日常生活では訪れないだろう。つまり2倍のコストと半分のコスト、つまり4倍近い金額を払って得られるのは、フィーリングだけ、ということになる。

とはいえダイレクト感のあるフィーリングはスポーツドライビングが好きな人にはたまらないものだろう。ブレーキパッドを交換してもフィーリングは変わるが、フルードで変わるとは思わなった。この変化は素直に驚くとともに、私にとっては福音といえる変化だ。

なおRF650の販売店舗は限られている。詳しくはホームページでご確認いただきたい。

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