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「Modulo KENWOOD NSX GT3」セッティングを大幅変更し8位入賞

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開幕戦の岡山では、クラッシュしてリタイアに終わったModulo KENWOOD NSX GT3。第2戦の富士では結果を残すことができたのだろうか?

苦いデビュー戦となった岡山

岡山戦は予選16位とQ2進出を果たすことが出来ず、また決勝も前走者とブレーキタイミングが合わずに追突するというハプニングでリタイアに終わった。

ドライバーの道上氏によると「フロントタイヤの熱がまったく入らない。さらに気温が想定外の低さということもあり、タイヤの作動温度領域に達しない。フロントが温まってきたかなと思う頃には、リアタイヤが終わっている」状態だったという。

NSX GT3はミッドシップの車両で、もともとリアの負担が大きい。同じミッドシップでも、フォーミュラーカーの場合、空力デバイスを用いフロントタイヤを地面に押し付けるように設計されているが、FIA-GT3車両は規定により最初に付いているパーツ以外は使用できない。ダウンフォースが足りないからといって、後から追加することは許されないのだ。さらに想定よりも低い気温が災いし、クルマはより一層曲がらない方向になってしまったというわけだ。

岡山戦の予選後、道上氏は「NSXはミッドシップレイアウトゆえ、トラクションがかかる。だから岡山のようなテクニカルコースより富士の方がよいのではないか」と語っていた。

セッティングを大幅に変更して望んだ富士戦

濃霧により午後へとディレイした富士の公式練習走行。チームは富士戦の前に行われた鈴鹿での公式テストでセッティングを大幅に変更。フロントに熱が入らないという問題の解消に取り組み、方向性を見出したという。

公式練習走行では、その方向性とタイヤのマッチングの確認に終始したという。タイムは道上龍が出した1分38秒340と、トップから0.529秒差の8番手。SUPER GT第2戦の前週、スーパー耐久でクラス優勝を果たした大津弘樹も1分38秒391とタイムも揃っていた。 富士戦において、横浜ゴムが供給するタイヤのコンパウンドはミディアムとミディアムハード。2セット使用できる予選用タイヤは、いずれもミディアムを選択。アタッカーは道上龍。タイヤ1セットあたり5周、計10周で出したタイムは1分37秒396の11番手。トップとは0.823秒差と公式練習と比べて離れてしまう。

道上は予選終了後「最後のアタックでスロットルの戻り、アクセルレスポンスに違和感を感じた。これから原因を調査し、治せるところは直したい。」とマシンに若干のトラブルを抱えていたことを告白。大津も「スロットルの問題が無ければ、トップとはコンマ3〜4程度の差まで詰めることができたと思う。4番手に入ることができたかもしれない」と悔しさを滲ませた。

着実に順位を上げ、速さをみせる

11番グリッドからスタートしたこの日のレース。スタート直後は順位を落としたようだが、着実にルーティンのピットワークを繰り返し、トラブルなく周回を重ねていく。レースは8位入賞。順当に順位を上げて行き、大きなトラブルもなかった。まずは500km走り切ること、これは新型車にとってとても大切なことだ。

筆者はコースサイドで、NSX-GT3は他車に比べてかなりロールする方向にセッティングしているように見えた。以下2つの写真を見比べて欲しい。富士スピードウェイ「レクサスコーナー」へ進入するNSX-GT3と、同じミッドシップマシンであるアウディのR8 GT3だ。

角度が微妙に異なるため分かりづらいかもしれないが、NSX-GT3はアウディR8に比べて、明らかにアウト側にロールしていることがお分かりいただけるかと思う。これがきっと「セッティングを大幅に変更した」ということなのだろう。

今回のレースについて、ホンダアクセスの広報担当にレース後、話を伺ったところ「今回のレースは速さをみせることができた。そして何よりトラブルもなく感想できたこと嬉しい。あとはタイヤとのマッチングだけです」と手応えと課題を語ってくれた。

次戦について道上氏は「鈴鹿はマザーシャーシが速かったりするので、置いていかれないようにするのが目標。鈴鹿は前半と後半でセクションが分かれるので、前半は厳しくても後半で巻き返せるようにしたい。鈴鹿は好きなコースで、ドライバーとして鈴鹿で勝つのは特別な意味を持っている。だから上位を目指していきたい」と抱負をのべた。

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