スーパー耐久

チャンプは誰か? スーパー耐久2018「ST-X」クラスを占う

投稿日:

広告コード

GT3マシンで争われるST-Xクラス。圧倒的な強さをみせていた昨年の覇者「ARN RACING」がブランパンGT3へと移行したため、今年は「チャンピオン不在の年」となる。

そのいっぽうで、新たにアウディR8 LMSやレクサスRC-F GT3が参戦、フレッシュな顔がグリッドに並ぶ。そこで3月3日に行われた公式テストから、今年のスーパー耐久のST-Xクラスを予想してみたいと思う。

一大勢力GT-Rが席巻するか?

昨年に引き続き、一大勢力となるのはNISSAN GT-R勢だ。KONDO RACING、GTNET、そしてENDLESS SPORTの3チームが参戦。その中で、チャンピオン候補の筆頭は、KONDO RACINGのNISSAN GT-R nismo GT3といえるだろう。

KONDO RACING

一昨年のシリーズチャンピオンであるKONDO RACINGは、昨年は2位で終わり、今年は雪辱に燃える今年。公式テストの3回目では、ST-Xクラスのコースレコードとなる「1分39秒365」を叩き出して好調ぶりをアピールした。

同じく15年型のGT-R nismo GT3を使うGTNETも注目。ドライバーは2017年に引き続き星野一樹、藤波清斗のほか、新メンバーとして浜野彰彦を迎えた布陣。浜野はニュルブルクリンク24時間レースの出場経験があり、昨年はST-4クラスに参戦。公式テスト3ではKONDO RACINGに続きGTNET MOTOR SPORTSのGT-R nismo GT3が1分39秒755を出し、この2台だけが1分40秒の壁をやぶっている。

GTNET

ENDLESS SPORTのGT-Rも負けてはいない。午前中に行われたテスト1ではトップタイムをマーク。またその日の夜に行われた夜間練習走行も精力的にトライしていた。経験・実力のあるチームだけに、こちらも目が離せない。

「耐久の王者」ポルシェがGT-R勢の前に立つか?

GT-R勢のライバル筆頭となるのが、ポルシェ 911 GT3Rで参戦するD’Station Racingとaprだ。D’Station Racingは、昨年同様にドライバーに星野敏/荒聖治/近藤翼のトリオで挑む。中でも荒聖治は日本人初のル・マン24時間レースを制したドライバー。6月に富士スピードウェイで行われる10年ぶりの「24時間レース」で、その経験が役立つことは間違いなさそうだ。

D’Station Racing

aprはクラス全戦優勝したST-1から今年ST-Xへとステップアップ。SUPER GTをはじめレース経験の多いチームであること、そしてベテランの影山正美がステアリングを握ることから、一年目でも戦闘力が高いことは想像に難しくない。

apr (ST-1車両)

多国籍連合チームがアウディR8 LMSでスーパー耐久に参戦

DTMドイツ・ツーリングカー選手権やニュルブルクリンク24時間耐久レースを戦ってきたドイツ拠点の強豪、フェニックス・レーシングのアーンスト・モザー代表と、アジア圏を中心に活動するマーチー・リーが設立した「フェニックス・レーシング・アジア」からは、2台のアウディR8 LMSがエントリー。

ドライバーはチーム共同設立者のリーのほか、アレックス・ユーン、ショウン・トン、アレック・アウ、リム・キョンウィー、メルビン・モウという6名。いずれもAsLMSアジアン・ルマン・シリーズやチャイナGTなどに参戦経験のあるドライバーたちだ。テスト2ではそのうちの1台、Audi R8 LMSの83号車が2番時計に入った他、夜間練習走行でもトップタイムを叩き出し、早速その実力の片鱗をみせていた。

Audi R8 LMS

GT300クラスで2勝を挙げたレクサスRC-F GT3が参戦

不気味な存在なのが「フェニックス・レーシング・アジア」同様に今年からスーパー耐久に参戦する「MAX Racing」だ。マシンは昨年のSUPER GTのGT300クラスで2勝を挙げているレクサスRC F GT3。メンテナンスは、スーパーGT300クラスで2016年にチャンピオンを獲得した、つちやエンジニアリング担当し、代表である土屋武士がチーフエンジニアとして携わるという。ポルシェカレラカップで速さをみせていたGo MaxがAドライバー兼代表を務め、Bドライバーには長年ST-3クラスでフェアレディZを駆ってきた田中哲也、さらにCドライバーは国内外で活躍経験を持つ佐藤公哉が担当。3回行われたテストではいずれも好タイムを叩き出すことはできなかったものの、それはきっと未だ本調整でないため。速さでは定評のあるマシンなだけに、本戦では好タイムを記録してくることは難しくないだろう。テスト日における、他のGT3マシンとは異なる低く轟く排気音とブラックカーボンのボディは不気味な存在に見えた。

タイヤサプライヤーをピレリへと変えた今年のスーパー耐久シリーズ。4月1日に鈴鹿サーキットで行われる開幕戦では、いったい誰がポディウムの頂点に立つのか。今から楽しみだ。

アドセンス




アドセンス




-スーパー耐久
-, , , , , , ,

Copyright© Portrait in CARS , 2018 All Rights Reserved.