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エンドレス史上「最低ダスト」のブレーキパッド「SSM」を体験

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クルマにとって重要な部品の一つ「ブレーキシステム」。その中でブレーキパッドは消耗品であり定期的な交換が求められている。だが定義は「厚みが3ミリになったら」であったり「キーキーと音が出るようになってから」と、やや曖昧だ。

私の場合、Honda S660を新車購入してから1年を経過したあたりからリアブレーキから音が出るようになってきた。距離にして1万キロを超えた辺りだろうか。ハードブレーキングの時に聞こえてくるのなら何となく理解できるのだが、音が出るのはいつも市街地。普通に走行する時に聞こえてくるものだから、気になって仕方ない。しかしパッドを見ると、あまり減ってはいないのだ。つまり「3ミリ」には該当していないものの、音鳴りには該当しているのだ。この判断は難しい。

そして車両購入時からドイツ車ほどではないのにせよ、ホイールの汚れやすさも気になっていた。洗車は好きな方だが、ホイール洗いは、低い姿勢で狭い奥側までブラシを入れないと綺麗にならない上に、専用のクリーナーを使わないとダストが落ちないことに、正直腹を立てていた。
年末になると、新しい年を迎えるにあたり洗車をする人が多い。私もその独りだ。よってキーキー鳴る車を走らせ洗車場でホイールを洗っているうちに、我慢の限界に達しブレーキパッドの交換を決意。どうせならとダストが少ないものを購入することにした。

欲しいのは「低ダストで効く」パッド

S660用ブレーキパッドは純正のほか、モデューロ(ホンダアクセス)、無限(M-TEC)のほか、プロジェクト・ミュー、ディクセルなどから幾つもラインアップされている。各車それぞれ特徴があるものの、私が選んだのは長野県佐久市に本社を構え、モータースポーツに積極的に参戦しているエンドレス・アドバンスだ。理由は近所のプロショップで取り扱いがあり、またモータースポーツの会場でよく出展していることから、個人的に最も馴染みがあったからだ。

同社はストリート向けとしてノンアスベスト系、サーキット走行にも視野を入れたメタル系と2種類のブレーキパッドをラインアップ。サーキットにいた営業担当に話を聞くとメタル系は粉が多く出るとのことなので、選ぶのはストリート向けのパッドとなる。ストリート向けは、値段の安い順に「Super Street Y-Sports」「Super Street S-Sports」(以下SSY)「Super Street M-Sports」(以下SSM)の3グレードをラインアップ。その中で同社曰く粉が出にくいのはSSYとSSMとのこと。しかしS660用のフロントに適合する大きさのSSMは長らくラインアップされておらず、選ぶのはSSS一択であった。だが2017年12月頃からS660やN-WGNに適したサイズの販売を開始。価格は前後セットで約4万5000円といったところ。これに工賃が1万円ほどかかり5万5000円。S660用の純正部品が工賃込みで1万4500円程度だから相当高額だ。

効かない? いやコレは慣れだ

交換しクルマが渡され、ホイールからチラリと見える青のパッド。この色が所有した喜びを感じさせる。

早速街中でチェックした。「ちょっとブレーキを踏んだだけでガッチリ効くのだろう」と期待した私に、その願いは裏切られることになる。純正と比べて「ブレーキが効かない」のだ。

しかし、しばらく走ると踏んだ瞬間のガツンとした落ちは明らかに減っているのだが、その先のコントロール幅と制動そのものが上がっていることがわかる。純正は初動はいいが、コントロール幅が狭く底も浅い。いっぽうでエンドレスSSMは、ブレーキペダルとブレーキ制動がリニアに可変し、弱く踏めば速度低下が低く、深く踏み込めば速度が想像以上に落ちる。その挙動は純正が3段階だとすると、その2倍は細かいように感じる。そのおかげだろうか、カックンブレーキになることがかなり少ない。

フィーリングも異なり、純正に比べるとパッドがディスクをつまんでいるという感覚がより明確に感じる。上手く言えないが、ゴムで鉄をつまんでいるというのが、足元から伝わってくる。個人的には、もう少し硬質感が欲しいと感じた。これはブレーキフルードやブレーキラインをメッシュにすることなどで変わってくるのかもしれない。

気になるダストの量は激減。純正では200kmも走れば結構汚くなっていたものが、同じ距離を走っても、まったく気にならない程度にまで低減。これなら汚れが気になる白いホイールや、アルマイト加工のためホイール表面に細かな凹凸のあるRAYSのブロンズホイールを履いても安心だ。

ブレーキに「停まる」から「速度をコントロール」することを求め、かつ低ダストを求める方に、エンドレスのSSMはかなり好適な商品といえるだろう。

アドセンス




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