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気づけば……一度も優勝していないNISMOポイントランキングトップ!

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最後の鈴鹿1000kmが終わり、2017年シーズンのSUPER GTもタイ、ツインリンクの2戦を残すのみとなった。そこで現在のポイントランキングを見ると、ちょっと驚きの結果となっている。 それは一度も優勝していないMOTUL AUTECH GT-R(NISMO)がランキングのトップに立っているのだ。しかも2位につけているKeePer TOM'S LC500(LEXUS TEAM KeePer TOM'S)に対して11ポイントというリードをつけて。

序盤は入賞するものの振るわず……

今年のNISMOを振り返ってみると、シーズン序盤は岡山7位、富士4位、オートポリス5位、SUGO4位と入賞はしているものの、表彰台には上がっていない。去年までの強さはいったいどこへ?といった感じだ。しかし、様子が変わってきたのが、夏の富士戦から。 ここで今季初の表彰台となる2位を獲得。強いNISMOの姿を久々に見た。

そして迎えた鈴鹿1000km。予選はまさかのQ1敗退の12位スタート。クインタレッリがスタートドライバーを務めたMOTUL AUTECH GT-Rは、同じようなウェイトハンディを背負ったランキング上位勢との争いの中で、じわじわとポジションを上げていく。最初のピットインは29周終了時。このピット作業で、ランキングで競り合っているKeePer TOM'S LC500やau TOM'S LC500もかわして暫定6位で第2スティントをスタートした。 43周目、GT300クラスのマシンが最終コーナーでストップしたためセーフティカーが導入され、48周目にレース再開。

前を走るカルソニック IMPUL GT-Rと背後のRAYBRIG NSX-GTの3台による4位争いを展開していた松田は、52周目のシケインでRAYBRIG NSX-GTと軽く接触し、コースを外れた間にau TOM'S LC500に先行されてしまう。これで7番手に戻ったMOTUL AUTECH GT-Rだが、粘り強く60周まで周回を重ね、暫定3番手で第3スティントへと入っていった。

ペナルティとSCのタイミングが重なる不運が!

ほとんどのマシンが第3スティントに入り順位が整理されると、MOTUL AUTECH GT-Rは4番手。さらに64周目にはシケインでクインタレッリが豪快なオーバーテイクを披露し、レース中盤には表彰台圏内にポジションを進めた。この第3スティントでは上位陣に大きな順位変動はなく、クインタレッリは3位をキープした状態で89周目にピットイン。再び松田に交代した。

暫定4位でレースに復帰したが、この時のピット作業で、他チームのマシンがピットに入ってくるタイミングと交錯してしまい、ドライブスルーペナルティが課せられることに。108周目にペナルティを消化したが、今大会2度目のセーフティカーランを終えた直後、集団で走行しているタイミングでのペナルティ消化となったため、12位まで順位を下げた。

進撃のNISMO

ここからMOTUL AUTECH GT-Rは猛追撃を開始。トップを走るマシンと同一周回の中では最後尾(12位)で108周目を終えたが、112周目には10番手へ、2周後には8番手へと順位を取り戻し、120周目に4度目のルーティーンピットに入ると、クインタレッリが第5スティントをスタートした。このスティントでもウェイトの重いマシンと激しいポジション争いを繰り返しながら、5番手まで順位を進めて144周目にピットイン。最終スティントは松田に託されることになった。 最終スティントは暫定4位でコース復帰。

 

松田は146周目の130Rで前を行くDENSO KOBELCO SARD LC500をかわし、同じ周回に上位のマシンがトラブルにより戦線離脱したため2位に上がった。トップを走るマシンとは18秒近い差が開いていたが、松田はこの差を一時11秒近くまで縮める攻めの走りを見せる。最終的に2位でチェッカーを受けMOTUL AUTECH GT-Rは、前戦・富士に続き2戦連続で表彰台を獲得。シリーズランキングでは18ポイントを加算しランキングトップに浮上した。

してはいけないミスをした

ロニー・クインタレッリは「今日はドライバーが120%の力を引き出して戦って、ふたりともすごい仕事をしましたね。もちろんチームもがんばったんですけど、残念ながらしてはいけないミスをしてしまい、そこはすごく残念に思います。……(しばらく無言の状態が続いた後)トップチームがあんなミスをしちゃいけない。僕たちドライバーはシーズン前からこの鈴鹿1000kmに向けてずっとトレーニングをしてきましたし、毎日努力してきて、今日だって一度もミスをしていない。だからやっぱり悔しいですね。 ただこれでランキングトップに立ったので、次戦のタイまでの1カ月を気持ち良く過ごせると思います。その間に体もリフレッシュして、次のタイも(ウェイトハンディが)重いんですけど、僕たちにとって得意なサーキットなのでできる限りのポイントを獲りたいと思います。」とレース後抱負を述べた。

フルプッシュし続けて最後は脱水症状になりかけました

松田次生は「燃料流量リストリクターの調整も入って、さらにウェイトハンディも重くて、予選ではQ1落ちしてしまったし、去年も(鈴鹿1000kmで)100kgのウェイトを積みながら4位でゴールできそうだったのに最後にガス欠でストップした。今年は3位を走っている時にドライブスルーペナルティが出て(自身2回目のスティントのピットアウトの際にファストレーン優先権違反)、“(この鈴鹿1000kmは)なんか呪われているのかな!?”なんて思ったりもしたんです。でも「ポイントだけは獲ろう」と無線でチームにも伝えました。 そんな状況でまさか2位になれると思っていなかったのでビックリです(笑)。ペナルティを取られた時は僕からは(入ってくる)マシンは見えませんでした。ただペナルティに関しては“もうしょうがない”というのがあったので、僕はもうフルプッシュし続けて最後は脱水症状になりかけました(苦笑)。 2007年のフォーミュラ・ニッポンで1回も勝たずにチャンピオンを獲ったみたいに、今年は1回も優勝せずにチャンピオンを獲ろうと思っているので(笑)、次のタイもともかくポイントを獲ることを考えていきたいと思います!」

もう一度チャンピオンに返り咲く

 

ニスモ 鈴木豊監督 「ランキングトップに立つことはできましたが、去年に続いて、あってはならないミスを犯してしまいました。しかし、そのミスを除けばドライバーもチームもよく戦ってくれましたし、ミシュランタイヤも非常に良く、全くペースが落ちませんでした。ランキングトップに立ったことで、タイは一番不利な条件で戦うことになります。もう一度チャンピオンに返り咲くためには、しっかり気を引き締めて臨みたいと思います」

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