D1GP

波乱のエビス第6戦。斎藤太吾がD1GP今季初優勝

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D1グランプリシリーズもいよいよ大詰め!チャンピオンシップ争いを占う上で重要な第6戦が「D1の聖地」福島県・エビスサーキットで行われ、齋藤太吾(WANLI FAT FIVE RACING)が今季初勝利を飾った。2位に平島 明(D-MAX)、3位に内海彰乃(DIXCEL TOYO TIRES)が入賞した。

斎藤が本来の強さを見せつける!

昨夜から降り続いた雨が上がり、曇り空のエビスサーキット。やや肌寒さを感じる陽気であった。「昨日の反省を活かし、走り方を変えてきた」という齋藤は、初戦の相手で、第5戦の優勝者である藤野秀之(WISTERIA TOYO TIRES)に対してピッタリと寄せて勝利。

続く午前中に行われた単走決勝の優勝者である松井有紀夫(Team RE雨宮 GruppeM)に対しても、パワーの差をみせつけて準決勝へと駒を進める。

一方、斎藤のライバルであるTOYO TIRES GLION TRUST RACINGのエース、川畑真人だ。手負いの今村陽一を下した内海彰乃とのベスト8戦で、マシンパワーの差を活かすことができずに、まさかのサドンデス。その2本目で振り戻してしまい敗退。

横井のマシンが「逆立ち」状態

最大のライバルがいなくなった斎藤は順当に優勝するかと思われたが、準決勝の横井昌志(D-MAX)戦で、今大会でもっとも大きなトラブルに見舞われる。

斎藤が後追いの2本目、ジャンプ着地した直後、横井のマシンの右リアタイヤがリム落ち。コントロールを失ったマシンはそのまま壁に突っ込み、まるで「逆立ち」したような状態となった。

横井や近くにいたメディア関係者にも怪我はなく、ピッタリと背後を走っていた斎藤も、ギリギリのコントロールで被害を最小限に食い止めて、右フロントバンパーと右リア付近のボディワークに傷を負った程度で済んだ。横井の無事とギリギリまで攻めた走りに、会場からは温かい拍手が送られた。

2台のシルビアがエビスの餌食に……

他にも、この日には2つのクラッシュがあった。いずれもベスト16戦で、場所は同じく、ジャンプドリフト後のセクター3。まず横井と末永直登(YUKE'S Team ORANGE)というS15同士の対戦。

普段は「エビスサーキットの企画&広報」というコースを知り尽くしている末永が、アウトに膨らみタイヤバリアに接触。マシンのリアを大きく損傷し敗退。

そして「PACIFIC RACING TEAM DUNLOPの村山悌啓とGOODYEAR Racing Ito Autoの北岡裕輔という「痛車対決」

北岡がミスをしてアウトに膨らむものの、村山が反応できず、つられた形でアウトへ。そのままスポンジバリアに接触しコーナーの餌食となった。

青いマシンとは戦いたくない(笑)

 

決勝は順当に勝ち進んでいった平島と斎藤との対戦。決勝前「青いマシンは怖いから近づきたくない」と冗談を言った斎藤であったが、スタート直前になってガス欠のためエンジンがかからないというトラブルが発生。給油して事なきを得た。いっぽう過去の斎藤戦が5戦全敗の平島も「戦いたくない」と冗談をいいつつも、前日のクラッシュで手負いのマシンで斎藤に対して果敢にアタックする。斎藤先行の1本目は、斎藤がフィニッシュライン近くでインカットしペナルティ。平島にポイントが入る。しかし追走の2本目中、第4セクター手前でエンジンストップ。マシンをアウト側に止めて勝負が決まった。

勝った斎藤太吾は「新型コルベット、そしてワンリタイヤにとって今年初の勝利にホッとした。今日はレース前から勝つと思っていたし意識していた。」と、安堵とこのレースに対する自信のほどを語った。準決勝での事故について尋ねられると「かなり接近していただけに驚いたが、ある程度余裕をもってコントロールすることができたので、ボディだけの被害におさめることができた」と話をした。最終戦に向けて「今年はチャンピオンシップには関係無いポジションではあるが、いいレースをして締めくくりたい。そして、今大会もそうだが、キッチリとデータを取って開発中のニューマシンに活かしたい」と、来年を視野に入れていることを明かした。2位の平島は「自分の走りをすれば勝機はあると思っていたし、決勝1本目はイーブンまで持ち込めた。また頑張りたい」と悔しさを滲ませた。

横井がまさかの復活!

横井のクラッシュで3位決定戦は行われないまま、内海久々の表彰台獲得と思われたが、ここで横井のマシンがまさかの息を吹き返す。フロントバンパーを取り外した痛々しい状態で、スタート位置へと移動。これには会場にいた誰もが驚いた。そして内海との3位決定戦が始まった。

手負いのマシンであるにも関わらず1本目はイーブンへと持ち込む。しかし2本目で、ややオーバー傾向になっていたようで苦しい走りをみせてしまい、内海がしっかりと取って3位を確定させた。

久々に表彰台に上がった内海は「なんで復活できるんだよ」と驚いた様子。しかし「トラクションをしっかりかけることができるように調整をして、横井戦に挑み勝つことができた。今日は、昨年新しくしたマシンが、今年から使い始めた(TOYOの)R888Rタイヤとマッチングし戦える手応えを感じていた。追走の自信はまったく無かったが、全力でチャンスを掴んで行きたいと思う」と喜びを表した。

D1グランプリの次戦は、10月8日・9日の2日間、お台場にて最終戦が行われる。

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